2020年3月29日日曜日

今春の公立高校入試結果が発表になりました。

新型コロナウイルス感染防止のための対策を講じて指導を行っています。

先日、『令和2年度神奈川県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果』が神奈川県教育委員会から発表されました。

塾人みながこの結果を知りたかったことでしょう。

<県平均>
英語 49.8点⇒49.4点 0.4点マイナス
国語 59.1点⇒69.1点 10点プラス
数学 50.3点⇒55.7点 5.4点プラス
理科 61.3点⇒55.9点 5.4点マイナス
社会 42.5点⇒58.2点 15.7点プラス
合計 263点⇒288.3点 25.3点プラス
という結果になりました。
予想通りの国語と社会の易化でした。
この5科目平均288.3点はマークシート導入年の289.9点に迫りました。
ここ数年、260点台で推移していたので、この跳ね上がりは驚きました。

来春以降、260点~290点の幅をきかせて、点数指導をしていかないといけないことになります。
「昨年がこうだったから、今年もこう!」という憶測では到底受験は勝てない様相です。


また、出題のねらいにも変化がありました。
数学
中学校までに学習する数学の内容について、基本的な数学の力を中心に、計算
の技能、事象を数理的に考察し表現する力、数学的な見方や考え方など、総合的
な力をみることを主なねらいとした。
具体的には、数と式の計算技能、図形の計量についての力、図形についての基
本的な知識を活用する力及び論理的に思考する力、関数とそのグラフについての
基本的な概念の理解、問題を正しく把握し確率の考え方を活用する力、収集した
資料を活用する力をみることができるように出題した。

社会
中学校までに学習する社会の内容について、基本的な力を幅広くみることを主
なねらいとし、地理的分野、歴史的分野、公民的分野のどの分野にも偏らないよ
うに出題した。
具体的には、地理的分野では、世界や日本の様々な地域の特色等についての基
本的な知識や資料を活用する技能などを、歴史的分野では、古代から近現代まで
の日本の歴史の大きな流れと各時代の特色に関する基本的な知識などを、公民的
分野では、現代社会の特色、日本の政治・経済、国際社会についての基本的な知
識や資料を活用する技能などをみることができるように出題した。また、3分野
を関連づけながら,思考・判断した結果を条件に従って的確に表現するなど、
合的な力をみることができるように出題した。

数学と社会で、出題のねらいが一部変更になりました。(確かに大問の構成が変わった2科目です。)
資料を活用する技能という言葉が多く見受けられます。
神奈川県がどういう力を持つ高校生を要しているのかがわかる内容ですね。

まだ、新学習指導要領の移行措置には関わらない学年が受験しますが、入試においては少し新学習指導要領を意識した内容に変わりつつあるのかもしれません。


新しい情報を入れつつ、来る来春の入試に向けて、導いていきます。

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